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理論志向現場主義で未来の教育・学習環境を科学する

教育・学習における問題を発見し,問題解決のための新たな学習方法や情報システムの開発,AI・IoT 等の技術を活用した新たな教育・学習環境のデザイン・構築に関する研究テーマに取り組んでいます.

当研究室学生(D1)の論文が教育システム情報学会誌に採択されました!

教育システム情報学会誌に投稿していた当研究室の江添光城さん(D1)の論文が採択されました。

 

本研究は、2017 年学習指導要領改訂で追記された小学校道徳科の目標「多面的・多角的思考」の育成に向けて、生成 AI による意見提示が児童に与える効果を検証することを目的としたものです。

 

対象は小学5 年生 31 名で、『手品師』教材を用い、世代・価値観の異なる AI 意見を 6 種類提示。自らの考えを記入した初期判断・最終判断と AI 意見とのコサイン類似度分析や、授業後に実施した質問紙調査と振り返り記述を分析した結果、道徳の授業における生成 AI による意見提示が、児童に肯定的に受け入れられ、多面的・多角的思考の促進に効果的であることを明らかにしています。

 

詳細は2026年4月1日発行の以下の論文をご確認ください。

 

江添光城,後藤正樹,高木正則:道徳科の授業におけるAI意見提示が児童の多面的・多角的思考の促進に与える影響—小学校5年生「手品師」の実践を通して—,教育システム情報学会誌,Vol.43,No.2,2026.4(掲載予定)

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