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理論志向現場主義で未来の教育・学習環境を科学する

教育・学習における問題を発見し,問題解決のための新たな学習方法や情報システムの開発,AI・IoT 等の技術を活用した新たな教育・学習環境のデザイン・構築に関する研究テーマに取り組んでいます.

CollabTest:学生が協調的に作問可能な学習支援システム

CollabTest(http://wbt.soka.ac.jp/)はICTを活用して学習者が主体的に問題作成を行うことができる学習支援システムであり、2002年度(高木が学部4年生の時)に開発しました。CollabTestでは、学習者が問題を作成できるだけでなく、学習者が作成した問題に対して学習者間あるいは、教員と学習者がコメントを投稿しあうことができ、協調学習としても活用できるシステムです。また、作問やコメントの投稿等を行うことでポイントが付与されるため、ポイントを競争させながら自発的な学習を誘発できるシステムです。

2007年度にCollabTestを利用した教育プログラムが現代GPに採択されたのを機に、システムの開発・運用を創価大学に委譲し、現在も運用されています。

CollabTestのマニュアル(http://wbt1.soka.ac.jp/index.php?id=23)

 

 

<論文情報>

  1. 高木正則,田中充,勅使河原可海:協調的に作問する過程で競争可能なオンラインテストシステムの実装と評価,教育システム情報学会誌,Vol.24, No1: pp13-25, 2007.1
  2. 高木正則, 田中充, 勅使河原可海:学生による問題作成およびその相互評価を可能とする協調学習型WBTシステム,情報処理学会論文誌,Vol.48, No.3: pp1532-1545, 2007.3
  3. 高木正則,坂部創一,勅使河原可海:学生の作問を利用した学習システムの教育効果,私立大学情報教育協会論文誌IT活用教育方法研究,Vol.12,No.1,pp.21-25,2009.11
  4. 高木正則,若林俊郎,勅使河原可海:学習者が協調的に作問可能なWBTシステム「CollabTest」の小学生への適用と評価,日本教育工学会論文誌,Vol.33,Suppl.,pp.125-128, 2009.12
  5. 高木正則,星野大輔,望月雅光,勅使河原可海:学生が作成した問題の改善を促すピアレビューナビゲーション機能の開発と評価,教育システム情報学会誌, Vol.27, No.1,pp.67-79, 2010.3
  6. 高木正則,坂部創一,望月雅光,勅使河原可海:作問演習システム「CollabTest」の講義への適用とその評価,教育システム情報学会誌, Vol.27, No1,pp.53-66, 2010.3

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