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理論志向現場主義で未来の教育・学習環境を科学する

教育・学習における問題を発見し,問題解決のための新たな学習方法や情報システムの開発,AI・IoT 等の技術を活用した新たな教育・学習環境のデザイン・構築に関する研究テーマに取り組んでいます.

科研費基盤研究(B)に採択されました!

2023年9月に研究代表者として申請していた科学研究費助成事業「基盤研究(B)」に採択されました。

本研究では、プログラミングに関する作問学習(学習者が問題を作成することで理解を深める学習手法)を対象として、自己調整しながら対象知識(解法)に対するより深い理解へ導く生成AIを活用した個別最適な学習支援システムの開発を目指します。具体的には、学習者は学習目標や作問課題、理解状況等に基づいて本システムから出力される各種プロンプト(問いかけや作問等のヒント)や推薦される問題に回答しながら、(1)自己認知/学習目標設定、(2)作問・作成した問題の相互評価、(3)振り返り、を繰り返す学習モデルを想定し、開発したシステムを大学生に実験的に利用してもらったり、高校の「情報Ⅰ」の授業で利用してもらったりした結果から、(1)個別最適な作問学習プロセス、(2)生成AI活用による学習効果、(3)学習者が作成した問題の診断・評価への生成AIの活用可能性、(4)個別最適な問題の検索・推薦方法を明らかにすることを計画しております。

4年間の研究期間内にしっかり研究成果を出せるよう、研究分担者の先生方の協力を得ながら研究に取り組んでいきたいと思います。

研究種目:基盤研究(B)
研究課題名:生成AIを活用して自己調整しながら理解を深める個別最適な作問学習支援システムの開発
研究期間:2024年度~2027年度
研究代表者:高木正則(電気通信大学)
研究分担者:森本康彦(東京学芸大学)、市川尚(岩手県立大学)、田村篤史(岩手県立大学)、大輪拓也(九州工業大学)、奥原俊(三重大学)

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24K03051/

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